PlayStation初期の伝説的なゲームタイトル『アークザラッド』シリーズの続編のリリースを記念した、アークザラッドR展のOOHのグラフィック制作と、シャドーボックス制作をしました。
OOHに広がる240マスを超えるゲームシーンは、支給されたものではなく、実際にシリーズを１から（１人で）隅々までプレイし、厳選して選んだものになっています。何度も同じ敵に負けゲームオーバーになり、間違えてセーブデータを上書きして最初からリスタートし、理不尽なほど強いボスが倒せず締め切りに追われるなど、実際のファンの一人として愛を込めて制作させていただいています。全てクリアした後、ザコ敵を一瞬で倒す隠しコマンドを見つけて膝から崩れ落ちた記憶が懐かしい。（会社員なのに、この制作期間の大半は家でゲームをしていたので、すさまじい背徳感で変になりそうでした。）
シャドーボックスという１枚のビジュアルを何層も重ねることにより、立体的な空間を生み出す技法を使い、箱自体も、１つ１つ手作りで仕上げています。

【CLIENT】博報堂/博報堂HAPPY HOURS
Pr=三田裕
CD＝櫛田 直希
CD=寺岡重人
Pl=鈴木祐木
AD＋D＝飯田捷人
D＝今井綾乃
空間=甲斐建人/清水佑哉